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FPさんと検討する 学資保険と教育費

学資保険とは?学資保険のメリット、デメリット。子ども手当の総額と比較も

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子どもを授かった!親になる私たち、いったいどんな保険を備えたらいいの!?

◆学資保険とは?

とある夫婦のお話。夫は30歳、妻は28歳。結婚は2年前。夫婦共働き。いつか子どもを授かればいいなぁと思っていました。お互い仕事も忙しく、それでも夫婦仲良く充実した日々を過ごしていました。すると妻の妊娠がわかり…。子どもを授かった喜びとともに、いろいろと不安が。「親としてちゃんとやっていけるのかな?」「無事に産まれてくれるかな?」「妻の体調は?」「今のところ僕は健康だけど、もし僕に何かあったら…?」

気になるのが結婚してすぐに加入し、そのままにしていた生命保険です。「僕に何かあったら、この生命保険で妻と子どもの生活は大丈夫なのか?」
そして、子どもの教育のことを考えて学資保険も気になってきました。「僕は大学まで行かせてもらったけども、大学まで行くのにどれだけお金かかるんだ?」「お金を貯めるのは銀行でもいいんじゃないか?」「銀行でお金を貯めるといても、今は低金利だし…あまり増えないのでは?」
もう、悩みはつきません。

そこで今回は、学資保険をテーマにお話ししていきます。

1.学資保険はどんなものなの?
学資保険(「こども保険」と表記することもあります)とは、教育費、特に高額になりがちな大学進学に備えてお金を貯めるとともに、世帯主に万が一のことがあった場合に子どもの教育費に困らないようにするための保険です。学資保険は、お金を貯めるための【貯金の効果】と、親が万が一の時のための【保険の効果】の両方の性格を持ちます。

学資保険に加入していると、このように給付が受け取れます。

*契約者(親)が亡くなった場合
⇒育英年金を受け取れます。
(育英年金がないタイプの商品もあります)
育英年金とは、子どもが契約時に指定した満期年齢に達するまで、毎年いくらかお金が支払われるものです。主に子どもの学費で使うことができますが、使い道は受け取った人の自由です。

*契約者(親)が亡くなることなく、満期を迎えた場合
⇒満期保険金が受け取れます。この満期保険金で大学進学費用を賄うことができます。
(商品によっては中学入学、高校入学の年齢に合わせてお祝い金を受け取れるものもあります)受け取り方は、入学金をまかなえるように一括でまとまったお金を受け取れたり、毎年の授業料の支払いに使えるように、年金形式で1年に一度分割で受け取れたりします。どちらが良いかは家庭の状況やお金の使い道によって判断しましょう。

*子どもが亡くなった場合
⇒商品によって内容が異なり、今まで支払ってきた保険料が返金されるタイプの商品や、満期保険金と同額が死亡保険金として支払われる商品などがあります。けれど、子どもが亡くなるなんて…想像もしたくないですよね。

*親が病気になった場合
⇒学資保険は、子どものための保険商品なので、親が病気になってもこの商品からの保障はありません。パパやママが病気になったときの保障は、別途、医療保険やガン保険などで備えていきましょう。

*子どもが病気になった場合
⇒学資保険に子どものための医療特約を付けていれば、入院・手術給付金の対象となって給付金を受け取れます。学資保険は満期が来てしまうと契約が消滅してしまいます。もちろん医療特約もなくなってしまうため、子どもの病気や怪我の保障がずっと必要であれば、学資保険とは別に医療保険やケガの保険(傷害保険)で備えましょう。

一言に学資保険と言っても、保険会社によって保障内容が少しずつ異なってきます。詳しくは保険商品説明のページでお話しします。

6)忘れていませんか?児童手当

ここまでお話しすると、いったい子どもにどれだけお金がかかるんだ、と愕然とする方もいらっしゃることでしょう。出産して間もない私もその一人ですが、視点を変えれば、私自身、両親にどれだけの愛情とお金をかけてもらったのか…改めて感謝している今日この頃です。
また、『子育てにはお金も時間もかかるけれども、それ以上に、子どもがいなければ経験できないことがたくさんあるから、子育てを楽しんでね』と、出産した病院で言われたのを思い出しました。
子育ては確かにお金がかかりますが、「家庭生活の安定に寄与するため、また、次代の社会を担う児童の健やかな成長を資するため」に、児童手当という国の制度があります。これは、中学校修了までの児童に支給されるものです。支給額は世帯の年収や子どもの年齢によって異なりますが、毎月5,000円~15,000円にもなります。
年収960万円以上の家庭では、子どもが0歳から中学卒業するまで毎月5,000円が支給されます。年収960万円未満の世帯では、0~3歳未満では毎月15,000円、3歳~小学校修了までは毎月10,000円(第三子以降は15,000円)、中学生は10,000円が国から支給されます。
つまり、中学卒業までに国からもらえる金額は第一子だけで計算すると、200万円近くにもなります。児童手当を家計とは別の銀行口座に貯金しておくだけでもこれだけ貯まるんです。学費が高くなりがちな大学進学へ少しでも貯金ができそうですね。
ということは、「学資保険をわざわざかけなくても、貯金をコツコツしていればいいんじゃないの!?」と考える人もいるかもしれません。

次のコラムでは、学資保険のメリットとデメリットについてお話します。

3.学資保険のメリット、デメリット
ここでは、学資保険のメリット、デメリットをお話しします。前回の話では、貯金を毎月コツコツしておけば、学資保険をわざわざ掛ける必要はないのではないか、というところでした。本当にそうでしょうか。学資保険と貯金を比べて、メリットとデメリットをお話しします。

1)貯金は三角、保険は四角~万が一の時でも教育資金を確保できる

貯金と保険を比較して、【貯金は三角、保険は四角】という言葉があります。これは、貯金すると、毎月すこしずつお金は増えていきますが、もし途中で貯金している人が亡くなった場合は、その貯金は目標額に達することなく終わってしまいます。

しかし、保険の場合は、毎月保険料を払っていれば、万が一の時には死亡保険金として家族にお金を渡すことができます。

上の図は、パパが子どものために1,000万円の教育資金のために貯金をした場合と保険を掛けた場合を示したものです。
パパが無事に満期までかけることができたら、受け取れるのは同じ1,000万円です。(利率などはここでは無視しています)
では、パパに万が一のことがあった場合はどうでしょうか。貯金だけでは、コツコツ貯めていった分しか残りません。目標金額に満たないまま貯金もできなくなり、教育資金の確保が難しくなる可能性もあります。
対して保険では、設定した金額(死亡保険金額)が確実に家族のもとに残ります。学資保険だと、パパに万が一のことがあっても確実に教育資金を確保できます。
学資保険は、パパに万が一の場合、以後の保険料の払い込みが不要になり、満期になれば満期金を受け取ることができたり、育英年金といって、満期まで毎年年金を受け取ることができたりします。(ただし、商品や契約内容によって異なります)
いいことづくしの学資保険ですが、メリットがあればデメリットも。学資保険は、契約時のパパの年齢や子どもの年齢、払い込み年数によって保険料が変わってきます。晩婚、高齢出産などでパパやママの年齢が高い場合は、思ったよりも少ない額しか受け取れないことも。これは、パパの年齢が高いほど万が一のリスクが高くなり、それとともに保険料が上がってしまうからです。また、契約時の子どもの年齢が高い(5歳、6歳など)と、満期(17歳または18歳~22歳)までの年数が短くなり、目標となる学資を貯めるには多くの保険料が必要になってきます。そのため、想像していたよりもお金が貯まらないこともあります。

学資保険のメリット:万が一の時でも教育資金を確保できます
学資保険のデメリット:契約時の年齢によって保険料が割高になることもあります

学資保険は、長く続けるほどお金が貯まり、毎月の保険料も安いことが多いので、子どもが産まれたらすぐにスタートするのがお勧めです。最近では、子どもが産まれる前から加入できる商品もあります。子どもが産まれると何かと慌ただしく、学資保険をゆっくりと検討する時間がとれません。子どもが産まれる前から検討しておくとあわてずに済むでしょう。
ちなみに私も、教育資金のための保険は出産前に夫に加入してもらいました。妊娠中もいろいろと忙しかったのですが、子どもが産まれてしまうと家事に育児にさらに忙しくなり、夫婦二人でゆっくり何かを考える余裕がなくなってしまいました。出産前に加入しておいてよかったと実感しています。

2)学資保険、貯金っぽいけど保険だから~確実に貯まる

学資保険は貯金のようなイメージですが、れっきとした保険商品です。保険商品はたとえ貯金のような商品であっても、契約してすぐに解約してしまうと、元本割れといって、払い込んだ保険料の総額よりも解約時に帰ってくるお金(解約返戻金といいます)が少なくなってしまいます。
たとえば銀行で積み立てをしていると、家計がしんどいな、という時には積立額を減らしたり途中解約したりしても元本割れは起こりません。すると、何かのタイミングで途中解約してしまい、満期までなかなか貯まらない、ということになりかねません。
それに対して学資保険は、「途中で解約してしまうと損してしまう!」という危機感から、途中解約することなく満期まで続けられて、結果、確実に貯めることができます。ただし、注意したいのが、『学資保険で〇〇万円貯める!』と大きな金額を設定してしまい、毎月の保険料で家計を圧迫してしまうことです。家計に無理のない範囲で学資保険を考えていきましょう。

学資保険のメリット:途中解約すると損するので、解約せずに満期まで続けられ、確実に貯めることができます。
学資保険のデメリット:途中解約すると損します。無理な保険料を設定すると家計が苦しくなります。

我が家でも、子どもには大学でしっかり勉強してほしい、いろんなことに挑戦してほしいと思っていますが、理想の貯金額をすると家計が苦しくなるおそれもあったので、無理のない保険料で始めました。もちろん、児童手当は一切手を付けず、子ども名義の通帳を作ってそこに貯めておいています。
3)金利の変動に影響されない~インフレに対応できないことも

保険商品の多くは、契約した時に利率(予定利率)が固定されています。そして、受け取れる満期金も決まります。銀行に預けると、毎月利率が異なるので、今は低金利ですが、何年後かに金利が高くなればそのぶん利息も多くなってお金が増えていきます。
しかし、学資保険を含む多くの保険商品はお金の貯まり具合も固定されてしまっているため、今の低い金利(保険では予定利率)のままでお金が増えていきます。満期時に市場の金利が高くなっていても保険での金利の上乗せはありません。
また、インフレが起こっても満期金の額は変わりないため、目減りする可能性も。ただし、学資保険の中で配当金があるタイプのものだと、保険料の運用が良かった場合に配当金が上乗せして支払われる場合もあります。
30年ほど前に私は両親に学資保険をかけてもらっていましたが、当時は銀行の金利も良く、保険商品でも予定利率がかなり高かったので、満期時には、払い込んだ保険料の2倍ほどの金額を受け取れたそうです。

学資保険のメリット:高金利の時に加入すれば、貯蓄の効果がかなり高くなります。
学資保険のデメリット:インフレに対応できず、満期時には目減りしている可能性もあります。

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