自営業に就業不能保険は必要か?就業不能保険と所得補償保険の比較&死亡保障

ソニー生命

投稿日:

12.ソニー生命
商品名
家族収入保険

契約例

しくみ
死亡、または高度障害状態になったときに、遺族または本人が、年金のように保険金を受け取ることができるものです。毎年受け取れる年金は、保険契約時に設定した満了日までです。

給付
① 家族年金
被保険者が死亡したときに、遺族が受け取れる年金です。契約時に設定した年金額を毎月受け取ることができますが、受け取り時に一部または全部を一括で受け取ることもできます。
② 高度障害年金
被保険者が高度障害状態になったときに、被保険者本人が受け取れる年金です。契約時に設定した年金額を毎年受け取ることができます。受け取り時一部または全部を一括で受け取ることも可能です。
③ 障害年金
生活保障特則を付加することで、所定の障害状態になったときに被保険者が受け取れる年金です。
所定の障害状態とは、傷害または疾病で以下の状態になったことを指します。
・身体障害者福祉法に定める障害の級別が1級・2級または3級の状態に該当したこと、かつ、1級・2級・3級の身体障害者手帳の交付があったこと

④ 介護年金
傷害または疾病が原因で次のいずれかの状態になったとき
ⅰ)満65歳未満の被保険者については、所定の要介護状態に該当し、その状態が180日以上継続したこと
ⅱ)公的介護保険制度による要介護2以上に該当したこと

付加できる特約
① 災害死亡給付特約
不慮の事故による180日以内に死亡、または高度障害状態になったときに、契約時に設定された保険金額に加えて、災害死亡保険金または災害高度障害保険金が支払われます。
② 傷害特約
不慮の事故により180日以内に死亡、または身体障害状態になったときに、契約時に設定された保険金額に加えて、災害死亡給付金、または傷害給付金が支払われます。
③ がん特約
がんと診断されたとき、がん治療のために入院したとき、がん治療のために手術したとき、がんで入院したのちに退院したときの保障を持つことができます。
ⅰ)がん診断給付金
がん特約の責任開始日以降に、初めてがんと診断確定されたとき
ⅱ)がん入院給付金
がん特約の責任開始日以降に、以下のいずれにも該当する入院をしたとき
・がん特約の責任開始日以降に診断確定されたがんの治療を目的として入院したとき
・病院または診療所における入院
ⅲ)がん手術給付金
がん特約の責任開始日以降に初めてがんと診断確定され、がんの治療を目的とした手術を受け、それが別表に定める手術に該当したとき
ⅳ)退院後療養給付金
がん入院給付金の支払い対象となる入院ののちに、療養のために退院したとき
④ 保険料払込免除特約
三大疾病、所定の障害、要介護状態になったときに、以後の保険料の払い込みが不要になります。
ⅰ)三大疾病
・悪性新生物
特約の責任開始日以降に初めて悪性新生物にり患したと医師によって診断確定されたとき。(子宮頚部の高度異形成、食道上皮内がん、乳房または膀胱の非浸潤がん、大腸の粘膜内がん、胃がんでがんの浸潤が粘膜上皮にとどまるものなどは、保険料払込免除の対象にはなりません)
・急性心筋梗塞
特約の責任開始日以降に急性心筋梗塞を発病し、その疾病で初めて医師の診察を受けてから60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき。
・脳卒中
特約の責任開始日以降に脳卒中を発病し、その疾病で初めて医師の診察を受けてから60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的症状が継続したと医師によって診断されたとき
ⅱ)障害状態
特約の責任開始日以降に発生した傷害、または疾病を直接の原因として障害状態に該当したとき
ⅲ)要介護状態
特約の責任開始日以降に発生した傷害または疾病により要介護状態に該当し、かつ180日以上継続したとき

特徴
死亡保障に、介護状態や障害状態、に該当したときに毎月給付金が受け取れたりするなど、収入が減るようなことがあっても保険でカバーできるようになっています。また、毎月の保険料は、健康状態がよければ(喫煙の有無、血圧、BMI)割安になるというメリットがあります。保険料払込免除特約を付加することで、三大疾病にも備えることができます。

メリット
① シンプルな掛け捨ての死亡保険である
この保険は、シンプルな死亡保険です。万が一に備えて、遺族年金では足りない部分をこの保険で補うことができます。受け取り時に、一括で受け取りか、契約時に設定した年金額で受け取りか、または受取額と受け取り期間を変更するのかを選ぶことができます。
② 三大疾病、介護状態、障害状態に備えることができる
生活保障特則をつけることで、介護状態、障害状態への保障を追加することができます。
いずれかに該当すれば毎月給付金を受け取れるのが特徴です。ただし、この場合の給付金は、一括で受け取ることはできません。また、保険料払込免除特約を付けると、三大疾病になったときにも備えることができます。
③ タバコを吸わない人や血圧の値、BMIが一定数値以下といった基準を満たせば保険料が割安になる
非喫煙者や血圧の値が一定以下の場合に保険料が割引になるのは多くの保険会社でも採用されていますが、BMIが基準値を満たしている場合にも保険料が割り引かれるのはソニー生命くらいです。健康管理をしっかりしている人に、保険料割引のメリットが大きいものになっています。

デメリット
① 上皮内新生物は保険料払込免除特約の対象外
保険料払込免除特約は、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)、障害状態、要介護状態になったときに以後の保険料払込の免除を受けられますが、がんの中でも比較的軽いがん(上皮内新生物)の場合には保険料払込免除の対象外となっています。
② 三大疾病では給付金は受け取れない
この保険では、保険料払込免除特約をつけることで三大疾病になったときに、保険料の払い込みが不要にはなりますが、三大疾病による給付金が発生するものではありません。
③ 生活保障特則で受け取れる給付金は一括受け取りができない
被保険者が死亡したときに受け取れる家族年金の場合は、受け取り時に一括受け取りや分割受け取りなどを選ぶことができますが、生活保障年金は、契約時に設定した年金額しか受け取り方法がありません。受け取る給付金ごとに、受け取り方のルールが異なっていることに注意しましょう。

注意!保険がおりない・もらえないケース
① 早期に復帰したばかりに
Hさんは、フリーライターとして働いています。取材をしたり、原稿を書いたりと、仕事はハードですがとてもやりがいがあるものでした。知人の紹介でソニー生命の家族収入保障保険に加入しました。というのも、Hさんは独身でしたが、年齢はもう45歳を過ぎており、健康に不安がでてきたこと、同年代の知人ががんで入院した話を聞いて、自分がもし病気になったときの収入面が不安になったからでした。
加入してから3年後、Hさんは脳梗塞で入院することになってしまいました。幸い発見が早く、処置もすぐに行われたため、点滴治療で2週間ほどの入院ですみました。後遺症もなかったので仕事もすぐに復帰できましたが、やはり病気になる前よりもセーブせざるを得ません。
仕事量の減少がすぐに収入の減少につながってしまいます。「そういえば」と、保険に加入していたことを思い出し、すぐに給付金請求をしました。入院については、2週間分の入院給付金を受け取ることができました(別会社の医療保険にも加入していたのです)。しかし、家族収入保険の保険料払込の免除にはなりませんでした。
そう、この家族収入保険の保険料払込が免除になる条件は、「脳卒中を発症してから60日以上、言語障害や麻痺などの他覚的な後遺症が残ったとき」となっているため、Hさんのように2週間程度の入院で後遺症もない場合は、対象外となってしまうんです。幸い仕事にも復帰できたのでお金に困ることはありませんでしたが、少し納得のいかないHさんでした。

② 後回しにしたばかりに
Iさんは整骨院を営む38歳。仕事は順調で、スタッフも何人か雇うくらいです。学生時代の先輩からの紹介で、ソニー生命の家族収入保険に加入しました。手続きの際に、「1回目の保険料をこちらの振込先に振り込んでください」と、担当者に言われました。保険は、申込書への署名、職業や健康状態などの告知、そして1回目の保険料の支払いが完結して初めて保障がスタートします。これらの日がバラバラだと、遅い日が保障のスタート、つまり責任開始日となります。

Iさんは、仕事が忙しいのもあって、1回目の保険料の振り込みを後回しにしてしまっていました。「今日こそ振り込むぞ!」と思った矢先、職場で急に体調が悪くなり、救急車で搬送されてしまいました。見つかった病気は脳梗塞。健康診断は年に一度受けていて、全く異常もなかったので、まさか!というものでした。しいて言えば、ここ数日、頭痛がするな、と思ったくらいだったそうです。幸い、脳への障害は少なく、右半身の麻痺だけで済みましたが、当分はリハビリ生活が続きそうです。払い込みが遅れていた保険料も、Iさんの奥さんが慌てて振り込みに行き、契約は無事に成立しました。
しかし、担当者からの連絡は「今回の脳梗塞については保険料払込免除の対象外です」と。そう、Iさんは保険の加入申し込みや健康状態の告知はしていたものの、保険料の払い込みがなかったために、保障のスタートがなされていなかったのです。
もし、保険の申し込み手続きをしたその日に保険料を振り込んでおけば、これからリハビリでもお金がかかる中、毎月の保険料の負担が軽くなったかもしれないのに・・・。
Iさんの後悔は尽きません。
また、担当者も、「保険料を早く払い込むことの大切さ、もっときちんとお伝えできなかったんだろう」と後悔が残るものになってしまいました。

③ 同じ心臓病でも・・・
Jさんは居酒屋を経営する45歳。深夜まで店に出て、朝は食材を仕入れに出かける日々です。ソニー生命の家族収入保険は、子どもが小学校に上がったのをきっかけに5年前に加入しました。他の保険会社に勤める友人からも、「給付の範囲が広がったから、一度話を聞いてみて」「保険が下りないケースもあるよ」と、保険の見直しを勧められていましたが、保険に加入している安心感と、また保険の難しい話を聞くのが煩わしくて放置していました。
しかし、長年の不規則な生活のせいか、体調が思わしくない日が続き、Jさん自身も体調不良を感じるようになってきました。とはいえ、仕事が忙しいのを言い訳に、病院には行っていませんでした。しかしある日、息苦しさや胸の圧迫感を感じて、近くの内科へ駆け込みました。するともしかしたら心臓の病気かもしれない、と、大きな病院を紹介され、受診。様々な検査を経て、狭心症と診断されました。
カテーテル手術で狭くなった血管を広げて、あとは、血栓をできにくくする薬を飲みながら経過観察することになりました。カテーテル手術の際、Jさんが思ったのは、「保険に入っていてよかった。たぶん毎月給付金がもらえるはずだし、これで少しゆっくりしていてもお金には心配ないな」と。
退院後、保険の担当者に連絡し、給付金請求をしました。家族収入保険と同じ時期に加入した医療保険からは入院給付金と手術給付金が支払われましたが、家族収入保険では
給付金の支払いには該当せず、しかも保険料の払込免除にも対象外とのことでした。
確かに、狭心症は、約款の中にもある通り、急性心筋梗塞に該当しています。しかし、家族収入保険の保険料払込免除に該当するには、「60日以上労働の制限が継続」した場合であって、Jさんは60日以上の労働の制限はなされていませんでした。さらに、Jさん、急性心筋梗塞になったら、毎月給付金が下りると思っていたんです。しかし、改めて資料を見てみても、その内容は全くありません。そう、この家族収入保険は、死亡したとき、障害状態のとき、介護状態のとき、年金が受け取れるもので、急性心筋梗塞のような三大疾病では給付金は受け取れないのです。三大疾病が対象になるのは、保険料払込免除になることだけだったんです。
すっかり安心しきっていたJさんですが、退院後も通常通りの仕事に戻らないといけなくなりました。「あの時見直しをしておけば・・・」とJさんは後悔しながらも、店はなるべくスタッフに任せるよう、働き方を変えていっています。
また、Jさんに「給付の範囲が広がったから一度話を聞いてみて」と言っていた保険会社勤務の友人も、「こんなことになるんだったら、あの時にしっかりと話を聞いてもらっておくんだった」と後悔しています。

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