自己破産をしなければならない状況にある人の、借金の金額とはどれくらいなのでしょうか。
現在自己破産を考えている人の中にも、自分は本当に破産するに値するほどの借金を背負っているのだろうかといぶかる人もいるのかもしれません。
しかし、こればかりはその人の収支の状況によるので、一言でいくらなら自己破産でそれ以下ならしなくても良いというものではありません。
例えば、AさんとBさんが、どちらも100万円の借入れを行っているとしましょう。Aさんの年収は800万円です。
これなら、正直100万くらいの返済であれば、普通に生活している分には問題は無いように思いますね。
しかし、Bさんは年収が300万円です。このケースだと、借入れ金額が年収の1/3なので、ぎりぎり返済が可能なレベルであると言えます。
もちろん、そのためには日々の生活をかなり切り詰めなければならないでしょう。
では、新たに登場するCさんが、Bさんよりも年収が少ない場合はどうでしょう。
おそらく利息の返済であっぷあっぷだと思います。
このように、まずは自分の年収の総額を計算し、借入れの金額がその1/3を越えるようであれば返済はまず困難です。
また、仮に借入れ金額が年収の1/3以下であっても、例えば冠婚葬祭や突発的な事故や病気などで医療費がかさむなど、ちょっとしたライフイベントの発生で返済が困難になる場合もあるのです。
まずは目安として年収の1/3を見ておきましょう。
できれば毎月の収支も算出し、その中で自由に使える金額の1/3以下であるようにしましょう。
それができない場合は、自己破産も含む債務整理を検討すると良いでしょう。