イオンカードとは?
イオンカードは、イオングループが発行するショッピングカードです。国内では楽天カードと1,2位を争うくらい人気のあるショッピングカードです。このカードはイオン系のショッピングだけでなく、様々な交通機関、各業種の企業と提携し手いるカードでもあります。
したがってさまざまなルートでお買い物をして、ショッピングポイントを貯める楽しみもあります。会員には様々なメリットがありますので、イオンカードにはたくさんの魅力があります。
例えば、年会費が基本的に無料なのですが、ETCカードの機能を付加しても会費は無料のままです。最近年会費無料のカードは結構ありますが、ETCカードの機能をつけても無料というところは少ないようですので、そうした点で優位に立っていると思います。
イオンカードのポイントや特典は結構盛りだくさんです。カード利用のお買い物ではさまざまなパターンの割引特典があったり、集めるポイントもいろいろなイベントによって○○倍となります。旅行やレジャー、カラオケ、映画などでも、企業間提携などによるたくさんの特典があります。さらに飛行機や鉄道に乗るときにポイントが加算されるのも魅力でしょう。
イオンショッピングモールの出店攻勢は、ここ1~2年でひと段落したようですが、それにしてもいたるところにできたものです。勢いを感じるのは、自分の街にもイオンモールができたからかもしれません。西友やヨーカ堂の牙城だったので、とても新鮮です。
インターネットの時代に大型店舗でも勝負しているので、ネット展開もしているイオンの方が実店舗を持たない楽天よりも便利度は高いかもしれませんね。
カードの種類と会費
イオンカードは流通系カードとしては、セゾンカードと同じくらいの会員数をもっています。イオンカードは約30種類ほどのカードがありますが、全てのカードの会員総数は約3,000万弱と言われています。イオンカードはポイントや特典が多いのですが、こうした特典やポイントはイオンカード全てに適用されているのです。
イオンカードの中心は、イオンカードセレクトのようです。ショッピングカードが基本形ですが、クレジットカード機能、WAON電子マネー機能、公共料金引き落とし機能など、必要なものほとんどがこのカード一枚に集約されている優れものです。
WAONというのはイオンカードの電子マネーで、この電子マネーを利用するたびにポイントがつくもので、イオンでお買い物をする機会の多い人には、おススメの一枚ということになります。
イオンカードは鉄道会社や航空会社などとも提携しており、JAL、JR東日本、JR北海道、JR九州といったところが提携ポイントなどが溜まるようになっています。さらに高速道路各社とも提携しており、これらのイオンカードと高速道路各社との提携カード作ると自動的にETCがついてくる仕組みになっています。
またコスモ石油や三菱石油などとも提携しており、イオンカードさえあればお金を持たずに自動車でどこでもいけてしまいます。
その他にも通販のベネッセ、トイザラスやワタミなどといった有名な会社とも提携していますし、神戸や京都の地域限定のカードなどもあります。
非常に幅がひろいというのか、「これでないとダメ」といった感じのしないカード提携展開をしているのがイオンカードの特徴かもしれません。これら全てのカードについて会費は一切取らないのです。こうしたことも魅力のひとつでしょう。
WAONポイントとは?
お買物のたびにポイントがたまる、イオンカードのWAONは気軽に使える電子マネーです。WAONにチャージ(入金)をしておけば、カードを出すだけで買物ができ、小銭などのやりとりといった面倒がなく、便利なシステムです。便利で簡単なだけでなく、とてもスピーディーに処理ができる上、イオンカードが用意するポイントや特典をもらさずエンジョイできる魅力があります。
このWAONは発行手数料こそ300円かかりますが、必要がなければカードを無理して登録することもありません。年会費も無用です。
ただ、イオンカードには様々な種類のショッピングカード機能がついているため、WAONをこうした機能とつなぎ合わせて持っていたほうが便利度は向上します。
基本的に電子マネーですので個人情報の登録などの必要もありませんし、年齢施現などももちろんありません。チャージと呼ばれる作業がありますが、これはカードにお金を入金する作業です。最上減額は一律5万円までで、一度にチャージができる金額は29,000円までとなっています。
最近は楽天のEDYやコンビニ共通カードのQUOカードなどと似ていますが、イオンのWAONはよりクレジットカードやショッピングカードに似た見た目のものとなります。このカードにICチップが埋め込まれており、チャージした金額を覚えこませるためです。
また、各店舗でWAONを利用すると、そのICカードが金額を引いていってくれるのです。したがって現金を使わないものなのです。最近は携帯電話のお財布機能を使っている人もいますので、似た仕組みと考えてもらえればわかりやすいでしょう。
イオンの買物特典
イオンカードの特典は、毎月20日、30日はお客さま感謝デーで、全国のイオン、ビブレ、マックスバリュなどの各店舗での買物代金が5%OFFになります。
更に55歳以上の会員のみですが、毎月15日はG.G感謝デーと称し、全国のイオン、マックスバリュ、メガマート、イオンスーパーセンター、ザ・ビッグなどでイオンカードを利用して支払うと5%OFF、WAON一体型カードのWAONご利用で、レジにて5%OFFになります。
WAONの常時値引きは魅力的です。ポイントがおトクなスペシャルデーもあります。毎月5がつく日はお客さまわくわくデーと称して ポイントとともにWAONポイントが2倍になります。また毎月10日はWポイントデーとなり、他にも5のつく日はリボときめき5倍デー となっています。
イオンマークのカードでリボ払いを利用すると、ポイントが通常の5倍つきます。また、イオンマークのカードを使用することで割引や優待が受けられる施設もたくさんあります。
さらに旅行やレジャーでもトラベルサポートデスクや映画鑑賞割引もあります。イオンカードで購入した一品単価5,000円以上の商品が、偶然の事故や過失で壊れてしまっていたとしても何とかなります。購入日から180日間商品を補償し手くれるそうです。
また、紛失・盗難でカードを不正使用された場合も、クレジットによる損害額は補償されます。
イオンカードには様々な買物の特典がついています。上記のような基本的な特典は、多くのイオンカードに基本的についている特典なのです。 ただし、年齢に制限のあるG.G感謝デーだけは除外します。
イオンカードのその他の特典
イオンカードの魅力は、多くのパターンのカードを作ることができることと、どんなタイプのカードを作ったとしてもそれぞれポイントが貯まったり、特典が多いことではないでしょうか。ショッピングカードのポイントや特典といえば、基本的にはお買物をしたときに楽しめるものが多いかと思います。
イオンカードではお買物のアクションをしなくても貯まる特典も多く用意しています。 やはり気になるのはレジャー関係でしょう。イオンカードは日本全国いろいろな場所のアトラクション施設と提携をしているのです。
ホテル・旅館、レジャー施設、飲食店、美容・クリニック、ガソリンスタンド、車関連、フィットネス・スクール、ファッション・雑貨など、ありとあらゆるジャンルから提携を結んでいます。スーパー銭湯やカラオケチェーンまで、ありとあらゆる施設との提携をしています。
こうした施設に行ったときにイオンマークのカードを提示するとグループ全員が割引をしてもらえるのです。割引の率は提携先によってですが、軒並み5パーセントから10パーセントの割引をしてくれるようです。カードを持っていて、ただ見せるだけで割引が受けられるというのは、非常に嬉しい仕組みではないでしょうか。
最近はあまりレジャー施設にいったことがありませんが、遊びにいったときに施設のフロントでクレジットカードなどを提示するだけで10パーセントぐらい割引してくれたことがありましたね。イオンカードもそういった利便性を高めて、より魅力のあるカードにしていこうという考え方なのでしょう。
最大ポイント21倍!
ショッピング系のカードは、そのポイントシステムや特典が魅力ですが、イオンカードのポイントはものすごいものがあります。WAONという電子マネーのシステムもイオンカードのひとつにありますが、これを利用すると必ず1ポイントが与えられます。
これがボーナスポイント期間というのを年に何回も設定していますので、この時期にWAONを利用することで、20ポイントが付与されます。この20ポイントというのはエクストラですから、通常の1ポイントにプラスされるということになります。したがって最大21ポイントがついてくるということになるのです。
いろいろなショッピング系のカードを持っていますが、“ポイント還元祭り”のようなお題でいろいろなところがこのポイントアップ期間を設定しています。しかし通常は3倍とかよくて5倍というのが多いようです。イオンカードの最大21ポイントというのは他では見たことがないですね。太っ腹というか、なんと表現したらよいのか。
イオンカードを利用している人は3000万人近くいるので、その人たち全員にこの21ポイント還元をした場合、どれほどのプロモーション費用がかかるのか、ちょっと想像しがたい金額ではないでしょうか。
しかし、それくらい大胆に還元をしてあげることによって、売上が伸びるのであれば、おそらくペイできるのでしょうね。このポイントというのは、景品と交換することもできますし、ショッピングで利用することもできますので、お金と同じ価値ということです。さすがに流通業界売上1位のイオングループです。
ゴールドカードについて
イオンカードは、他のショッピング系カードと同じようにゴールドカードというものを用意しています。ゴールドカードというと、クレジットカードであってもショッピング系のカードであっても、なにかステータスを感じるようなものです。
イオングループもこうしたステータスを感じてもらえるようにゴールドカードを用意したのかどうかはわかりませんが、よくお買物をしてくれるお客様を大事にしようというところがよく見えてきます。
どこの会社のゴールドカードでも、それがほしい人は自分から申込をするのが一般的です。もちろんカード会社から案内は来ますが、基本的に誰でもその気になればゴールドカードを持つことができるのです。しかしイオンの場合、お客様の実績に応じて案内を出しますので、本当に選ばれた人しかゴールドカードにありつけない、ということになります。
基準はよくは知りませんが、1年間コンスタントにお買物をしてくれて、さらにその総額が100万円ほどになったお客さんに案内を出す、という仕組みのようです。
したがってイオンカードの設定するゴールドカードは、入会申込書がそこら中においてあるものではなく、イオンカードがこの人であれば、という推薦方式みたいなものなのです。
もちろんゴールドカードにしませんか?と打診されても興味のない人であれば、ゴールドカードにする必要はありませんが、ゴールドカードはやはり普通のカードよりステータスを感じるものがあります。
イオンモールでの専用ラウンジや羽田空港の専用ラウンジ、さらに各種旅行傷害保険の充実などがあります。ポイントや特典は普通のカードと同じで会費もありません。イオンモールに買物によく行く人にとっては魅力的ですよね。