個人信用情報とクレヒス TOP
クレジットカードを作るときに、銀行などの金融機関やクレジットカード会社では、信用情報機関が提供する個人信用情報を参考に審査を行います。
とくに、クレジットカードについては、個人信用情報のなかにクレジットヒストリーというものが記録されていて、クレジットカード会社はこれを重視してクレジットカードの申込者に対して、カードを発行するかどうかを判断します。クレジットヒストリーは、クレジットカードがどのように利用されてきたかを示すもので、一般的には略してクレヒスと呼ばれています。
個人信用情報は信用情報機関から提供されますが、信用情報機関には4つの異なる機関があり、クレジットカードを発行する会社がどのような業種に属しているかで、どの信用情報機関の情報を用いるが決まってきます。
クレジットカードの発行を専門業務としているクレジットカード会社では、CICという信用情報の個人信用情報を利用しています。
このCICが提供する個人信用情報のなかに支払い状況などを内容としたクレヒスがあり、クレジットカード会社はこれを主に参考にしてカードの発行を検討します。また、クレジットカード会社自体も独自のクレヒスを保管していて、最終的な判断を下すときはこれを参考にするようです。
クレヒスには、クレジットカードの利用頻度や今までの支払い履歴、延滞がなどの履歴が記録されています。
クレヒスは、新たにクレジットカードを作るときだけでなく、クレジットカードのクラスをアップさせるときにも重視されます。ゴールドカードなどへ切り換えたいというときは、このクレヒスが参考にされます。
クレヒスで重視されるのは、今まで定期的にクレジットカードが使用されてきて、きちんと支払いがされてきたかどうかです。また、長い間所有していることでも、それなりの評価が得られます。
逆に、途中で延滞をしたり自己破産すると信用度は落ち、その記録も一定期間消えないため、その間は新たにクレジットカードを作ることはほぼ不可能になってしまいます。そして、クレヒスが消えた段階でクレジットカードを作ろうとするときにも不利な立場となってしまいます。過去に延滞などがあったのではないかと疑われてしまうわけです。
クレヒスがない状態でクレジットカードを作ろうとする場合、少し工夫が必要になってきます。
長い間契約している銀行のデビットカードなどで地道な実績を作りあげてから、クレジットカードの申し込みを相談してみるといった方法が、回り道ながら最善の方法とされているようです。
【個人信用情報とクレヒス 30項目】
・クレジットカードにおける個人信用情報とクレヒス
01-01 クレジットカードにおける個人信用情報とは
01-02 クレジットカードにおけるクレヒスとは
01-03 クレジットカードにおけるクレヒスの役割
01-04 クレジットカード発行の判断基準
クレジットカードにおける審査と個人情報の扱い
02-01 個人情報についての法律
02-02 クレジットカードの審査条件1
02-03 クレジットカードの審査条件2
02-04 個人信用情報と信用情報機関
・クレジットカードにおけるクレヒスの内容と見方
03-01 利用頻度について
03-02 支払い履歴について
03-03 延滞履歴について
03-04 クレヒスなしという内容
03-05 個人信用情報におけるクレヒスの見方1
03-06 個人信用情報におけるクレヒスの見方2
・個人信用情報におけるクレヒスの作り方
04-01 CICカードクレヒスと自社カードクレヒス
04-02 デビットカードからはじめるクレヒス作り
04-03 家族カードによるクレヒス作り
04-04 クレヒスがない場合のクレヒスの作り方
04-05 クレヒス作りに有利なカード会社を選ぶ
04-06 クレヒスに関する悩み
・個人信用情報におけるクレヒスの本人開示
05-01 クレヒスの本人開示制度
05-02 クレヒスの本人開示の意義
05-03 クレヒスの本人開示のメリット
05-04 クレヒスの本人開示の方法
05-05 クレヒスの本人開示の手順
・個人信用情報におけるクレヒスの実態
06-01 クレヒスについての悩み
06-02 クレヒスについて多い疑問点
06-03 クレヒスなしでのカード申し込みのひと工夫
06-04 クレヒス作りのためのマメ知識
06-05 クレヒスの記載内容の変更について