銀行カードローンを利用し過ぎて民事再生を行う事態に陥ってしまいました
私は銀行カードローンを目一杯利用した挙句に、返済滞納して、債務整理を行う事態に陥ってしまった経験があります。幸い、とても良い弁護士に巡り合って適切なサポートを受けることができましたので、自己破産することなく、窮地を乗り切ることができました。しかし、ブラックリストに載ってしまったので、今後数年間はもう銀行カードローンなどを新規で利用することができなくなってしまいました。
でも、考えてみれば、借金などしない方が良いに決まっていますので、かえって良かったのかもしれません。 私がなぜ債務整理を行うような事態に陥ってしまったのかというと、マイホームを購入したことがきっかけとなっています。40歳になる直前に、ローンを組むにはそろそろ限界的な年齢であると考えて、マイホームを購入しました。その時、銀行から購入資金を借り入れて20年ローンを組みました。もっと返済期間を長くすることもできたのですが、少々苦しくても返済期間を短くした方が総支払額を低く抑えることができますし、定年前にローンを完済しておきたいと考えたからです。
しかし、その後2人の子供の教育費が想像以上にかかってしまい、生活費が不足する状況に陥ってしまいました。そんな時に実家の親が病気になって、介護のために定期的に帰省する必要ができ、ますます生活が逼迫していきました。帰省するための交通費を捻出することができず、銀行カードローンを利用し始めたのが、そもそもの始まりです。
実際に利用するようになる前は、カードローンのようなものに対し、かなり警戒心を持っていたのですが、利用するようになってみると本当に手軽にお金を借りることができるので、ちょくちょく借りるようになりました。最初に契約を結んだ際に提示された利用限度額がかなり高かったこともあって、追加融資を繰り返しても枠に空きがあったことも影響しました。
しかし、借りたお金は返さなくてはなりません。お金を引き出す時は目先の用に充てることばかり考えてしまっていましたが、何度も利用しているうちに、毎月の返済額がドンドン膨らんで結局は返済滞納の状態になってしまいました。その時点に至って、やっと目が覚め、弁護士に相談して債務整理を行うことになったのです。幸い民事再生の手続きを取ってもらうことができたので、マイホームは手放さなくて済みました。