消費者金融からの借金が返せない
消費者金融は、かつて行っていたような悪質な取立ては、行わなくなっています。また改正貸金業法の施行により、グレーゾーン金利が撤廃されましたので、法外な利息を取られるということも、なくなっています。ただ「今までは、消費者金融の借金を、別の消費者金融から借り入れて返済していた」という自転車操業を、行えなくなってしまい、行き詰っているというケースもあります。というのは、年収の3分の1を超える借金をすることが、できなくなっているからです。
改正貸金業法による「借金の総量規制」で「新たな借り入れができなくなった、どうしよう」と考えてしまう人もいるでしょう。ただ、総量規制そのものは「目の前の返済日をやり過ごしていくのではなく、ご自身の借り入れの状態を把握して、根本的に借金問題を解決しましょう」という意味も込められています。
ただ「さっさと自己破産しなさい」という意味ではないのです。弁護士や認定司法書士に相談すれば、任意整理や民事再生など、様々な方法が見つかるかもしれません。また、精神的にパニックになっていて、借金の総額が把握できないという場合でも、専門家なら調べる方法をお持ちの場合もあります。弁護士事務所や司法書士事務所は、決して敷居の高い場所ではありません。専門家に悩みの相談をするだけで、精神的にもずいぶん落ち着きます。また借金問題の解決法も見つかるでしょう。そのため、借金をこれ以上膨らませる前に、専門家に相談をしてみましょう。
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カードローンの借金が返済できない
カードローンは、申し込みの時点で利用限度額を設定しておき、その範囲内であればいつでも借入や返済ができるという仕組みのものです。ローンというのは「まとまった金額を借り入れて、翌月から少額ずつ返済していく」というイメージのものです。これに対して「キャッシング」というのは、小口の現金を借り入れて、翌月一括返済するというものです。最近は、この違いが曖昧になっていることも多いですね。
カードローンは「返済能力を超えない範囲で借り入れる」ということが大事です。そのために利用限度額が設定されているのです。ただ「借り入れと返済を繰り返しているうちに、総額でいくら借り入れているのか?」がわかりにくくなるのも、この商品です。
カードがあると「お給料の不足部分を、カードローンで補って、給料日には返す」ということを、気軽にしてしまいがちです。しかし「収支の範囲内で生活する」ということも大切なはずですし、その心構えができないと、借金を膨らませてしまうことになります。
カードローンの返済が、月々の生活を圧迫しているという状況なら、一度、専門家に相談に乗ってもらいましょう。弁護士や認定司法書士のなかには、借金返済や任意整理などを得意分野として活躍している方もいます。目の前の返済をやり過ごしているだけでは、借金問題が解決しませんが、専門家に悩みを聞いてもらうだけでも、ずいぶんと楽になります。また、ご家族や職場に知られずに相談ができる事務所もありますので、一人で抱え込まずに、相談しましょう。
キャッシングで借りたお金が返せない
銀行でローンを組むより、ずっと気軽に利用できる「キャッシング」。無人契約機やインターネットでのキャッシング申し込みができるようになって、ますます身近になりました。しかし「生活費や冠婚葬祭の費用を借りただけで、別に何百万円も借り入れたわけじゃないのに、なかなか返せない」という人が増えています。なぜでしょうか?
まず「生活費が足りない。急な出費に備えての貯金がない」という人は、お金を借りればその場はしのぐことができます。しかし「借りたお金は返さなければならない」のです。次の月のお給料から返済にあてたとすると、「ただでさえ少し足りなかったお給料」から、元金に利息がついた金額が差し引かれることになり、ますます生活費が足りなくなります。「ボーナス月にまとめて返せばいい」と思っていても、ボーナスが出るかどうかは確定的なことではありませんので、ボーナスでは返済できないということに、つながるかもしれません。
こういった「少額の借金」が重なって、首が回らなくなる人が多いのです。このような場合「月々の返済をやり過ごす」だけではなく「借金の総額がいくらなのか?」を把握し、返済計画をきちんと立てる必要があります。
弁護士や認定司法書士として、借金返済に苦しむ方の相談に乗ってくれる専門家がいますので、ぜひ相談してみましょう。「借金に追い詰められたら、自己破産しかない」と思い込んでいる方がいますが、弁護士や認定司法書士なら「本当にそれしか道はないのか?」「任意整理で対応できるのか」といった相談にも乗ってくれます。法律事務所は敷居の高い場所ではなくなっていますので、ぜひ相談してみましょう。