住宅ローンの繰り上げ返済をしすぎて、生活が出来なくなりました
私は5年前に一戸建てを購入しました。子供が3人いて5人家族なので、4LDKの住宅を選びました。駅の近くなので病院や学校、スーパーなども揃っていて生活をするには申し分の無い物件でした。住宅購入のために結婚してから貯金をし、頭金も準備してきました。家の代金が3400万円で頭金を500万円準備しました。諸費用を含め3000万円の住宅ローンを35年で組みました。
主人は会社員で、私も住宅購入をきっかけにパートを始めました。節約をしながら今まで以上に貯金を頑張りました。私は少しでも早く住宅ローンを完済したかったので、お給料が入り必要な生活費を抜いて余ったお金は全て繰り上げ返済に使っていました。住宅ローンを組んだ銀行は繰り上げ返済の手数料が無料の所だったので、少しでも余裕が出来るとインターネットバンキングを利用し返済をしていました。繰り上げ返済をして、ローンの返済期間が短くなるのが楽しみでした。
そんな時に主人から会社の業績が悪くなり、給料とボーナスがカットされると言われました。私もパートで働いていましたが、主人の給料やボーナスが今まで通りないとお金が足りなくなる事はすぐに分かりました。主人は謝っていましたが、少しは貯金もあるし何とかなると考えていたようでした。実際は住宅ローンの返済ばかりをしていたので、貯金はほんの少ししかありませんでした。私の予想以上に給料はカットされて、ボーナスはほとんどありませんでした。
子供の教育費も必要で、住宅ローンは払えなくなっていきました。支払いを待ってもらう訳にも行かず、消費者金融でお金を借りるようになりました。そんな生活が2年ほど続いた頃に、主人にお金を借りていることが知られてしまいました。これ以上隠す事は出来ず、住宅ローンの返済を繰り返していて貯金がほとんど無かったことを話しました。弁護士の先生に相談をして債務整理を行うことになりました。弁護士の先生に間に入ってもらい手続きをしてもらいました。毎月の返済額は減りましたが、今も返済を続けています。
住宅ローンは今の状態が続くと、返済不能になる可能性が高かったので任意売却をしました。無理をすれば支払いが出来ない訳ではありませんでしたが、子供の教育費や生活を1番に考え売却をしました。もう少し冷静に考え、余裕の出来たお金で繰り上げ返済をしていればこんな事にならなかったと後悔しています。